春節中 中国の高速鉄道に「子供用車両」が登場

2024-02-02 14:42:30  CRI

高速鉄道に設置された「子供用コンパートメント」にいる子供

 先ごろ、アモイ発上海行き高速鉄道G1654便で、子供らがミニゲームをして遊び、歓声に包まれた車両がありました。実はこれは、食堂車の一部を臨時に「子供用コンパートメント」に改造した車両で、子供が保護者に付き添われてミニゲームに参加したり、おもちゃを借りたり、絵本を読んだりすることができるスペースが設けられています。

 春運(春節期間中の帰省・Uターンラッシュ)の前に、20代の車掌と乗務員は「子供用コンパートメント」の設置を提案し、長距離列車の食堂車の一部が子供用に改造されました。

 「子供用コンパートメント」は列車中央の9号車に設置され、車内には切り絵や赤い風船など春節を祝う飾り付けだけでなく、テーブルには果物やおやつ、おもちゃなども用意されています。

 「ママ、ここで遊びたい」発車後間もなく、ここを通りかかった芸馨ちゃんは目の前の光景に引かれました。芸馨ちゃんの母親の孫さんは「初めてこのような車両を見た。わざわざ子供のためにスペースを確保してくれた」と驚きました。孫さんは「子供が小さいので、高速鉄道に乗って移動時間が長くなると泣いたりして他の旅客に迷惑をかけることがある。でもこのように子供が一緒に集まって遊ぶことができれば、保護者はだいぶ楽になる。とてもいいアイデアだと思う」と話しました。

 今年の春運期間中、中国南東部にある福建省アモイから北京、上海、南京行き16両編成の高速鉄道の一部に「子供用コンパートメント」が開設され、子供連れの家族が無料で利用できるということです。(任春生、榊原)

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