中国は持続的、平和的、有効に黄岩島の主権と管轄権を行使=外交部

2024-02-02 22:15:32  CRI

 外交部の汪文斌報道官は2日の定例記者会見で、フィリピン側が黄岩島問題に関する声明を発表したことを受けて「黄岩島は中国固有の領土であり、中国は黄岩島とその周辺海域に対して争う余地のない主権を有している。中国は持続的、平和的、有効に黄岩島に対して主権と管轄権を行使する」と改めて強調しました。

 報道によると、フィリピンのアニョ国家安全保障担当顧問はこのほど発表した声明で、黄岩島問題における中国の立場と主張を非難しました。

 汪報道官はこれに対して、「フィリピンの領土範囲は1898年の『パリ条約』(米国とスペインの講和条約)や1900年の『米国スペイン両国のフィリピンの離島割譲に関する条約』、1930年の『英領北ボルネオ州と米領フィリピンの境界画定に関する条約』などの一連の国際条約によって確定されている。黄岩島がその範囲に含まれたことはない。フィリピン側が黄岩島がフィリピンから比較的近いことを理由に黄岩島に対する主権を主張し、または黄岩島がフィリピンの排他的経済水域に位置することを理由に主権と管轄権を主張することは、いずれも国際法に合致しない」と指摘しました。

 汪報道官はその上で、「南海仲裁案は完全にフィリピン側が不法な利益を取るために行った政治操作であり、その裁定は不法であり無効だ。中国はその裁定を受け入れず、認めず、裁定に基づくいかなる主張や行動も受け入れない」と強調しました。(鵬、鈴木)

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