山西省臨汾市の辰年正月版画が前年比50%増と売れ行き好調

2024-02-01 14:49:08  CRI

 中国華北地域に位置する山西省臨汾市の平陽木版正月画は、旧暦新年を迎えるための地元の伝統芸術の一つで、現在、辰年をモチーフとした正月画が新たに制作されています。

 旧暦新年の春節が近づくにつれ、臨汾市では平陽木版正月画の制作・販売が最盛期を迎え、職人らが絵を描き、彫刻し、印刷するなど、どの工程も几帳面に進めています。

 平陽木版正月画の無形文化遺産伝承人である王軍さんは、「今私が手に持っているのは今年のイチオシ作品の辰年をモチーフとした福の字の版画だ。これは平陽木版正月画の最も伝統的な図案で、福の字を中心に龍を強調したものだ。龍のうろことひげの線は特に繊細で、彫刻の難易度が高い」と紹介しました。

 平陽木版正月画は木版彫刻の技法、色彩、線などを一体化した総合芸術で、地元民にとって春節に欠かせない年越し用品の一つです。

 春節を前に、平陽木版正月画の販売数は前年比50%増の3万枚以上に達し、さらに1万枚以上が急ピッチで制作されています。(怡康、榊原)

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