30分かかる道のりがわずか10分 中国広西の警官が寸秒を争って子どもを病院に搬送

2024-01-31 14:32:45  CRI


警察官が運転して病院に向かう乗用車

 中国南部の広西チワン族自治区防城港市にある国境検問所では先日、勤務中の警察官が車を運転していた女性から「子どもが高熱を出してけいれんを起こしていて、私は運転に集中できない。助けてほしい」と求められました。

 警察官はすぐに車に乗り込み、女性に代わって運転して、子どもを病院に緊急搬送しました。警察官は運転する一方で女性を落ち着かせ、同時に同僚を通して交通警察に連絡し、交差点などで優先通行ができるように車のナンバーを報告し、さらに病院には救急科が準備をしておくように連絡しました。そして通常ならば30分かかる道のりをわずか10分で走破して、子どもの救命のための貴重な時間を稼ぎました。

 医師の措置により、子どもは危険な状態を脱することができました。警察官は子どもの状態が好転したことを見届けてから、安心して職場に戻りました。

 中国の国境検問所には近年、救急医薬品や雨傘、自動体外式除細動器(AED)などが次々に配備され、通行する人々にサービスと緊急救助を提供するとともに、業務方式の改善により通関効率を向上させています。(鵬、鈴木)

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