北京
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外交部の汪文斌報道官は30日、パキスタン外務省が「インドの諜報(ちょうほう)員がパキスタンで同国の市民の殺害に関与した」と告発したことについて、「中国は関連する報道やここ最近、関係国間で起きた外交紛争に留意している」と述べ、「パキスタン側の発表した情報は重視に値する」と示しました。
報道によりますと、パキスタン外務省は25日に記者会見を開き、インドの諜報員がパキスタンでパキスタン市民の殺害に関与したと告発した上で、「こうした暗殺事件の手口は、インドがカナダや米国でシーク教徒を暗殺した事件とそっくり同じだ。インドは海外で犯罪者やテロリストを募集し、彼らに資金を提供し、支援している」と指摘しました。
汪報道官はこれについて、「テロリズムは人類の共通の敵だ。中国はテロ対策の問題において『ダブルスタンダード』をとることに断固反対する。このようなやり方は他人を傷つける上、自分の利益にもならない。中国はテロ対策についての各国との協力を強化し、あらゆる形のテロリズムにも共同して取り締まっていく」と強調しました。(Yan、坂下)
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