380メートルの上空で技術者が海をまたぐ500キロボルト送変電網を点検

2024-01-29 16:35:11  CRI

 中国東部の浙江省舟山市の500キロボルト送変電プロジェクトは海をまたいで、寧波市と舟山市を結んでおり、全長は51.1キロです。このほど、この工事の初の全面的な点検が始まり、点検チームの技術者2人が舟山市金塘島から対岸の冊子島までの間の、高さ380メートルの2基の送電鉄塔間の2656メートルの送電線で高所作業を行っています。

380メートルの上空で作業をする技術者

 地上での作業に比べ、高所作業の最大の難しさは肉体面、心理面両方の課題に対処しなければならない点です。送電線のある海域は気候の変化が激しく、年間を通じて気温が低く、風が強いため、当日の気温は0度から2度程度で、風力は5~6級に達する上、吹きさらしのため、実際の体感温度はもっと低く感じられます。

 送電線の直径はわずか25ミリしかなく、高所点検作業はよく高所での「綱渡り」とも呼ばれます。点検をする2人の技術者はどちらも20代の若者で、彼らは先輩たちからバトンタッチして、舟山諸島全体の電力の安全を確保しているのです。

 空中にかかる500キロボルト送電線のほか、500キロボルト送変電プロジェクトの一環として、寧波市鎮海から舟山市大鵬島までの500キロボルト海底ケーブルの点検も同時に進められています。このプロジェクトの全面点検作業は2月5日まで続きます。(藍、坂下)

KANKAN特集

ラジオ番組
KANKAN特集