ジャイアントパンダの野生個体数が約1900頭に増加

2024-01-26 13:30:26  CRI

 国家林業草原局は25日、ジャイアントパンダ国立公園の設立やその他の効果的な保護措置を通じて、中国における野生のジャイアントパンダの総数が、1980年代の約1100頭から現在では1900頭近くまで増加していることを発表しました。うち、ジャイアントパンダ国立公園の個体数が全体の約72%を占めています。

 現在までに、世界のジャイアントパンダの飼育頭数は728頭に達し、飼育個体群の構造が好転し、遺伝的多様性が高まり、飼育個体群の自立的維持と質の高い発展を実現しています。

 2003年、中国は飼育ジャイアントパンダの野生化訓練と自然に戻す研究を開始し、前後して12頭を野生化訓練後に自然に戻し、10頭を生存させました。また、ジャイアントパンダの野生化訓練と自然に戻す技術体系が確立され、ジャイアントパンダの隔離個体群が直面している近親交配問題を解決し、個体群の回復を促進し、ジャイアントパンダ個体群全体の持続可能な発展を実現するために科学的で効果的な新たな道を切り開きました。

 2023年以降、国家林業草原局は関連機関を組織して10カ国以上の20以上の海外協力機関に対して実地検査・評価をおこない、海外に滞在するすべてのジャイアントパンダの生活状況評価を全面的にカバーすることを実現しています。

 2023年末までに、日本、米国、オーストリアを含む18の国と20の機関が中国とジャイアントパンダ保護に関する協力研究を実施し、合計56頭のジャイアントパンダが海外で生活しています。(hj、野谷)

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