北京
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外交部の汪文斌報道官は26日の定例記者会見で、「紅海情勢における中国の立場は明確だ。中国は当該海域の安全と安定を各国と共に守ることを望む」と述べました。
ロイター通信は、中国はイランに対して、紅海でのフーシ派の攻撃行動をイランが抑制することを希望し、さもなければ中国とイラン関係に影響が及ぶことになると表明したと、伝えました。
汪報道官は同件に関する記者からの質問に対して、「中国は最近の紅海情勢の急激な悪化を強く懸念している」と述べた上で、「紅海水域は重要な国際貨物とエネルギー貿易のルートであり、中国は当初から紅海の緊張を緩和するために積極的に努力し、民間船舶を襲撃する行為を停止するよう呼びかけている。関係方面が紅海の緊迫情勢に対して火に油を注ぐことを避け、法に基づき紅海水域の航路の安全を共に守るよう促す」と述べました。
汪報道官はさらに、「強調せねばならないことは、紅海情勢の緊張はガザ紛争から波及したことだ。急務は、ガザの戦火をいち早く沈静化し、紛争の一層の拡大、ひいては暴走を防ぐことだ。安保理はいかなる国に対しても、イエメンへの武力行使を許可したことはない。イエメンを含む紅海沿岸諸国の主権と領土保全は確実に尊重されねばならない。中国は各方面と共に情勢の鎮静化を推し進め、紅海地域の安全と安定を守っていくことを望む」と表明しました。(Yan、鈴木)
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