外交部 宇宙空間の軍事化・戦場化で米国の姿勢を非難

2024-01-26 19:44:41  CRI

 外交部の汪文斌報道官が26日の定例記者会見で、宇宙空間の軍事化・戦場化での米国の姿勢を批判しました。

 米宇宙軍がこのほど、宇宙競争に関するアセスメントを発表しました。汪報道官はこれに関する記者からの質問に対し、「米国が長きにわたって『中国宇宙脅威論』を繰り返し持ち出して中国を中傷してきたが、これは米自身が宇宙軍事力を拡張し、軍事覇権を維持するための口実探しにすぎない」と指摘しました。

 そのうえで「米国は、宇宙空間を公然と『作戦の領域』と定義し、宇宙空間での軍事能力を大いに発展させ、大国の対抗をあおっている。米国こそが宇宙空間の軍事化、戦場化の最大の担い手であり、宇宙空間の安全保障の最大の脅威である」と汪報道官は指摘しました。そして、「米国は長きにわたって宇宙技術を乱用し、悪意を持って他国の宇宙機を追跡し危険が伴う異常接近をし、宇宙空間での衝突リスクを高めており、深刻な無責任な行為だ」と示しました。

 汪報道官は、「中国は宇宙空間の平和利用を堅持し、宇宙空間での軍備競争に反対し、国際社会の交渉による宇宙での軍備管理に関する法律文書の締結を推進し、法的手段によって宇宙空間の平和と安寧を守ることに力を入れている。中国は米国に対し、偽の言論のまき散らしや宇宙空間での軍備拡張行為をとりやめ、真にしかるべき責任を負うよう改めて促す」と強調しました。(Yan、鈴木)

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