雑誌『人民文学』が初めてライブ配信で販売 わずか4時間で8万部以上爆売れ

2024-01-26 11:08:12  CRI

 中国の文学総合雑誌『人民文学』が23日午後8時から10時にかけて、初めてライブコマースで取り扱われ、累計視聴者数895万人、オンラインでの瞬間最大視聴人数70万人以上、1億回以上の「いいね」を獲得しました。午前0時までのわずか4時間で8万2600部が販売されました。

△ライブ配信ルームのスクリーンショット

 『人民文学』は1949年10月25日に創刊され、中華人民共和国成立後に創刊されたものとしては初の国民的な文学雑誌です。ライブコマースは、オンライン学習塾で高校生の英語講師をしていた董宇輝さんが、現在中国で最も人気のあるライブ配信サービスの一つ、「抖音(ドウイン、ティックトックの中国語版)」上のライブ配信サービス「与輝同行(輝と共に)」で行ったもので、『人民文学』誌の施戦軍編集長や作家の梁暁声氏、蔡崇達氏がゲスト出演しました。施編集長は、「インターネット時代に突入し、各文学雑誌はどれも、購読者がいなくなるという苦境に直面している。今回のライブコマースへの進出は、読者を探す試みだ」と打ち明けました。

 今回のライブ配信では、全12号、購読料総額216元(約4450円)の『人民文学』2024年発行号の年間購読を視聴者に勧めました。作家の梁暁声氏はライブ配信で、「文学は光のあるトンネルのようなものだ。人々がトンネルを通り抜け、反対側から出てくるとき、その身体自体が光を帯びている」と述べました。(ZHL、坂下)

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