辰年にちなんで竜をテーマにした文化財展示会開催へ=上海

2024-01-26 15:53:11  CRI

 2024年は中国の旧暦で辰年。辰、つまり竜は中国では非常に縁起のいいものであることから、2月10日の辰年春節(旧正月)に向けて、上海博物館と遼寧省文物考古研究院、西安博物院がコラボレーションした展示会「春光竜融-上海博物館竜年迎春展」が26日から上海博物館(人民広場館)1階ホールで無料公開されています。

 今回の展覧会では、異なる時代の、さまざまなジャンルの「竜」の文化財が計8点出展され、中国における「竜」の形成と発展にまつわる数々の伝説が再現されています。(ミン・イヒョウ、坂下) 


①竜の玉玦(ぎょっけつ)=環の一部に切れ目のある佩玉(はいぎょく)
新石器時代・紅山文化後期(現在から約5500~5000年前)
2003年に遼寧省朝陽市の牛河梁遺跡から出土
遼寧省文物考古研究院所蔵

②竜紋大皿
西周後期(紀元前9世紀前半~紀元前771年)
上海博物館所蔵

③金竜
唐代(618年~907年)
1971年に陝西省西安市郭家灘村で出土
西安博物院所蔵

④鎏金銅竜首銀鎖=両端に金メッキを施した銅製の竜頭が付いた銀の鎖。銀の鎖が竜の胴体を表している
唐代(618年~907年)
1980年に陝西省咸陽市の窯店で出土
西安博物院所蔵

⑤定窯白釉印花雲竜紋皿=宋代の名窯・定窯で焼かれた白磁印花雲竜紋の大皿
金代(1115年-1234年)
上海博物館所蔵

⑥尤侃・犀角彫刻六竜杯=明代の彫刻家尤侃作の、サイの角に6匹の竜が掘られた杯
明末清初期(17世紀)
上海博物館所蔵

⑦景徳鎮窯青花胭脂紅雲竜紋両耳扁瓶=景徳鎮で焼かれた青花緋雲竜紋の両耳付き平瓶
清の乾隆年間(1736年~1795年)
上海博物館所蔵

⑧珊瑚竜
近代
上海博物館所蔵

KANKAN特集

ラジオ番組
KANKAN特集