中米日韓4カ国 大学進学意欲のある高校生は中国が最多

2024-01-25 13:37:09  CRI

 中国青少年研究センターは、高校生の卒業後の進路や将来の職業などの人生計画を知ることでより効果的な教育を実現することを目的に、米国、日本、韓国の研究調査機関と提携して2022年10月に調査を行い、2023年10月までに報告をまとめました。対象者は前記4カ国の高校生で、中国の高校生は3772人、米国は1847人、日本は4822人、韓国は1814人でした。

 調査により、中国の高校生の81.6%が大学卒業あるいはそれ以上の学歴を獲得する意欲を持っていることが分かりました。米国では77.9%、日本は75.5%、韓国は63.7%でした。大学院の学歴を獲得する意欲を持つ高校生の比率も中国が最高の56.8%で、米国は38.0%、韓国は12.0%、日本は7.3%でした。

 中国の高校生の将来において職に就きたい場所については、10年前に行われた同じ調査では「中国国内の大都市」とする回答が最も多かったのですが、今回の調査では「居住地域の中心都市」が首位でした。

 4カ国の調査対象者のいずれも、卒業後の進路についての影響力の最も大きい人は両親と答えました。

 中国の高校生では、卒業後の進路について両親の影響が大きいと回答した人が59.4%で、2位の教師(28.2%)、3位の友人(26.2%)を大幅に上回りました。

 他の3カ国の高校生では、両親の影響を受ける割合は米国の高校生が73.0%、日本は54.2%、韓国は51.8%でした。その他には教師、親類、友人、インターネットが一定程度、4カ国の高校生の卒業後の進路に影響を与えていることが分かりました。日本と韓国、米国の高校生はインターネットから受ける影響が比較的大きいことも分かりました。(殷、鈴木)

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