習主席 中仏国交樹立60周年レセプションにビデオメッセージ

　中仏国交樹立60周年レセプションが25日、北京市内の国家大劇院で行われ、習近平国家主席がビデオメッセージを発表しました。

　習主席は、「新時代の荒波に直面して、中国とフランスは国交樹立の初心を保ち、積極的に未来に向き合い、果敢に成果を上げるべきだ。双方は2国間関係を揺らぐことなく発展させ、安定させることで世界の不確実性に対処しなければならない。中仏文化観光年やパリオリンピックを契機に、人的・文化交流を拡大し、民心の通い合いを促進しなければならない。平等で秩序ある世界の多極化、包摂的な経済のグローバル化を共同で提唱し、世界の平和と安定を守り、世界的な課題に対応するために引き続き中仏の力で貢献しなければならない。また、互恵ウィンウィンを堅持し、伝統的な協力を深めるのと同時に、グリーン産業、クリーンエネルギーなどの新たな分野における協力のポテンシャルを積極的に掘り起こし、パイを大きくし、開放を通じて協力の力を結集し、発展のチャンスを分かち合わねばならない」と強調しました。

　フランスのマクロン大統領もビデオメッセージを発表し、「今日のわれわれには1964年に確立した壮大な目標を踏まえてさらに努力を積み重ね、両国国民の需要を満たし、世界の平和と安定にも資するパートナーシップを共同で構築する責任がある。フランスは中国と手を携えて努力し、世界的な課題に対応し、国際的な危機の解決を推進していきたい」と述べました。（ZHL、坂下）