中国でウインタースポーツ人口が初めて4億人突破の見込み

　中国では、2023年11月1日から2024年1月23日までの期間中の各地のスキー場チケットの予約が2019－2020年同期の2.5倍に達しました。2023－2024年の冬季シーズンにはウインタースポーツ関連を楽しむ人が初めて4億人を突破して、観光収入は5500億元（約11兆円）に達する見込みです。

北京で世界遺産として知られる頤和園にある天然スケート場

　中国旅遊研究院がこのほど発表した報告によれば、2021－2022年と2022－2023年の氷雪シーズンにはウインタースポーツ関連を楽しんだ人数がいずれも3億人を超えました。最初は初心者だった人がウインタースポーツの熱心なファンになり、ウインタースポーツを楽しむことがライフスタイルの一部になったとのことです。

　同研究院のアンケート調査によれば、回答者の66.2％が今シーズンにウインタースポーツの体験を希望しており、64.8％が冬のレジャーの回数を増やす考えを示しました。

　報告は、ウインタースポーツ関連の観光が、中国人の海外旅行の新たな成長分野になったと指摘しました。一部の愛好家は日本、欧州、北米などに行ってウインタースポーツを楽しんでおり、同時に多くの外国人観光客が中国の冬の観光や文化、ウインタースポーツに魅了されて中国を訪れています。（殷、鈴木）