韓国滞在中のジャイアントパンダ「福宝」 4月初めに帰国へ

　韓国に滞在中のジャイアントパンダの「福宝」は今年4月初めに四川省にある中国ジャイアントパンダ保護研究センターに戻る予定です。

　野生動物の保護に関する国際条約に基づき、滞在先の「エバーランド」は「福宝」が中国に帰国する1カ月前に独立した空間に移動させ、世話と健康検疫管理をおこなう計画です。これにより、「福宝」は3月初めから一般公開されなくなります。また、「福宝」に環境の変化により良く適応してもらうため、一般公開の時間は今週末から午後に限定されます。

ササを食べるジャイアントパンダの「福宝」

　このニュースが発表されるやいなや、多くの韓国人は「やっぱりこの日が来るのですね」「暮らしが大変だった日にあなたに会えて、とても力になりました」「『福宝』は春の暖かい風、夏の緑、秋の紅葉、冬の雪。季節ごとにあなたのことを思い出す」などと別れを惜しみました。

　なお、外交部の汪文斌報道官は先日の記者会見で、「福宝」について「生まれて以来、韓国の人々に深く愛され、中韓人民の友好感情を増進するために積極的な役割を果たしてきた」と評価し、「福宝」が満4歳になる今年、中韓双方は協力協定と慣例に基づき、「福宝」を帰国させるということを明らかにしました。（Yan、野谷）