中国国連代表 イスラエル・パレスチナ問題で「2国家解決案」を強調

2024-01-24 13:10:17  CRI

 国連安全保障理事会(安保理)は現地時間23日、イスラエルとパレスチナ問題に関する閣僚級会合を開催しました。中国の張軍国連常駐代表は、「ガザ情勢は人類の良識を突破し、国際法の一線を超えている。これ以上継続させてはならない。中国は『2国家解決案』を復活させねばならないことを強調する」と述べ、パレスチナを出来るだけ早く国連の正式加盟国にすることを支持する姿勢を示しました。

 張代表は、「イスラエルとパレスチナの紛争は70年余りも続いている。このことは、平和を根本から実現する道筋に政治の意思と決意が欠けていることを示している。国際社会、特に国連とその安保理は今こそ、最も確固たる意志を示し、最も強力な措置を打ち出し、最大の切迫感をもって戦火を鎮めて平和を回復するための確実な行動を取る必要がある」と述べました。

 張代表は、「イスラエル指導者による、『2国家解決案』を拒否し、パレスチナ建国権を否定した先週の発言に、重大な懸念を表明する。この発言は受け入れられない。ガザ地区の戦後の取り決めに関するいかなる議論も、『2国家解決案』から離れれば砂上の楼閣になる。パレスチナの独立と建国は不可逆な過程でなければならない。中国側はこの過程の第一歩として、パレスチナができるだけ早く国連の正式な加盟国になることを支持する」と表明しました。(怡康、鈴木)

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