王毅外交部長:中国とナウルの関係に新たな1ページ

2024-01-24 17:42:49  CRI

 中国共産党中央政治局委員を務める王毅外交部長は北京市内で24日、南太平洋の島国であるナウルのエニミア外相と両国国交回復の共同声明に署名し、共同記者会見に臨みました。

 王外交部長は記者会見で、「ナウルの閣議は9日前、同国と台湾地区との『断交』と、中国との国交回復という政治的決断を下した。ナウル議会は全会一致でこの決定を支持した。これはナウル政府による自主独立に基づく政治決断であり、ナウル国民の共通の意思を十分に反映したものだ。中国側はこれを賞賛し、歓迎する」と述べました。

 王部長はまた、「今日、中国とナウルの両国関係の新たなページが開かれた。私とエニミア外相は先ほど、『中華人民共和国とナウル共和国の外交関係回復に関する共同声明』に署名した。双方は大使レベルの外交関係を即日回復することで合意した。ナウルは中国にとって183番目の国交樹立国になった」と述べました。

 王部長はさらに、「中国とナウルは地理的には海ではるかに隔てられているが、両国民の間の友情には長い歴史がある。双方は同じ発展途上国として、経済の発展、民生の改善、現代化の実現という共通の任務に直面している。双方はまた、同じく『グローバル・サウス』のメンバーであり、自国の主権と独立を守り、発展途上国の共通利益を守り、平等で秩序ある世界の多極化と包摂的な経済のグローバル化を推進することで共通する認識を持っている。これらは両国が互いに歩み寄る根本的なロジックであり、広大な協力の前途がもたらされることは必然だ」と述べました。(ミン・イヒョウ、鈴木)

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