王毅外交部長 中国とブラジルは次の「黄金の50年」を共同構築

　ブラジルを訪問中の王毅外交部長は現地時間19日、同国のビエラ外相と共同記者会見をして、国交樹立50周年を機に、両国関係の次の「黄金の50年」を構築することを強調しました。

　王外交部長は、「今年は中国とブラジルの国交樹立50周年に当たる。双方は両国の全面的な戦略的パートナーシップを手を携えて新たな段階に引き上げ、新たな活力を出現させ、新たな境地を切り開き、両国関係が引き続き時代の先頭に立ち、発展途上国の団結協力や互恵とウィンウィンの模範となるよう推し進めていく」との考えを示しました。

　王外交部長はさらに、双方が達成した主な共通認識について次のように紹介しました。

　まず、両国首脳による重要な共通認識を共に実行し、戦略的相互信頼をさらに強固にすることです。中国側は次の段階のハイレベル交流を入念に準備し、政府、立法機関、政党、地方などの交流と協力を推進します。

　第2に、互恵協力を共に深め、両国の人々に幸せをもたらすことです。中国は15年連続でブラジルの最大の貿易パートナーであり、輸出市場であり、貿易黒字をもたらす国でした。ブラジルは中国の中南米における最大の貿易相手国です。双方はそれぞれの企業の相手国での投資や事業起こしに対して便宜を提供し、支持します。

　第3は、人と文化の交流を共に増進し、両国友好の民意の基礎を固めることです。双方は文化教育、観光、スポーツなどの分野での交流の全面的な活発化の推進を加速し、人々の伝統的な友情を増進し、若い世代の相互理解を深めていきます。（閣、鈴木）