中国 2000年代生まれの若者が金購入の主力に

　旧正月（春節）に先立って、中国の金市場には金現物購入ブームの波が押し寄せています。しかし、これまでと違って、今年の主力購入層は、もはや中年女性ではなく、「00後」と呼ばれる2000年代生まれの若者たちです。彼らは、現物金消費の新勢力となり、金市場に新たな活力を注ぎ込んでいます。

　「00後」の若者は、現物金購入の「先輩」らと比べて、個性やファッションセンスによりこだわりを見せています。彼らは、ゴールドのアクセサリーをコーディネートの一部として取り入れたり、SNSで着こなしを共有したりすることを好みます。また、自分の個性とセンスを表現するために、ユニークなスタイルや斬新なデザインのゴールドアクセサリーを探すことに時間と労力を惜しみません。

　また、「00後」世代は、投資や資産運用の意識が向上しています。彼らは安定的な投資ツールとして現物金が資産配分の重要な一部となっていることを認識しています。このため、彼らは金取引に積極的に参加し、金の延べ棒や金貨などを購入することによって財産を増やそうとしています。

　このほかにも、「00後」世代はブランドや品質に対する要求が高いことも特徴です。本物の金製品を確実に購入するために、有名ブランドや口コミ評価の高い業者を選ぶ傾向にあります。

　こうした一連の変化が、金市場の発展と革新を促しています。業者は相次いで販売戦略を調整し、若者のニーズに合わせたより多くの金製品を発売しています。同時に、「00後」世代のゴールドアクセサリー購入の重要なチャンネルである各ECプラットフォームも、継続的なサービス改善を行い、より便利で安全なショッピング環境を提供しています。（ZHL、MI）