コートジボワールのワタラ大統領　王毅外交部長と会談

　コートジボワールのワタラ大統領は同国最大都市のアビジャンで現地時間17日、王毅中国共産党中央政治局委員、外交部長と会談しました。

　ワタラ大統領は習近平国家主席の執政理念と国民に対する感情を高く賞賛し、中国が収めた目覚ましい成果に敬服するとともに、中国が平和と発展の問題で大国としての責任を示していることを感謝すると表明した上で、「われわれは偉大な中国との友好と強固な両国関係を誇りに思う。 われわれは中国との関係を引き続き優先し、中国の成功経験を学んで参考にし、各分野の協力を広げ、両国国民により良い幸せをもたらすことに期待する」と述べました。

　ワタラ大統領はまた、「台湾についてのコートジボワールの立場は明確だ。すなわち、世界には一つの中国しかなく、台湾は中国の一部だ。われわれは一つの中国の原則を引き続き堅持する」と強調しました。

　王外交部長は習近平国家主席の心を込めたあいさつをワタラ大統領に伝え、コートジボワールが第34回アフリカネイションズカップサッカー大会の開催に成功したことを祝賀し、「これはアフリカの人々の盛大な催しであり、コートジボワールの誇りでもある。中国は、コートジボワールが中国の国家統一と領土保全を支持することを高く評価する。われわれは、コートジボワールの核心的利益と重大な関心事に関わる問題において、義に基づいた言動を行い、両国指導者の重要な共通認識を共に実行に移し、中国とコートジボワールの互恵協力のレベルアップを推進し、新たな段階に進んでいくことを望む」と述べました。（hj、鈴木）