ハルビン氷雪大世界 次の氷雪シーズンに向け貯氷作業を開始

2024-01-17 12:15:01  CRI

今年のハルビン氷雪大世界

 中国北東部の黒龍江省ハルビン市内にあるテーマパーク「ハルビン氷雪大世界」はこのほど、次の氷雪シーズンに向けた貯氷作業を本格開始しました。

 技術と経験が重要な作業で、作業員はまず、氷に覆われた松花江の上で採氷に適した場所を見つけてから、専門的な道具を使って氷を切り出していきます。切り出す氷の品質と大きさには、保管中に完全な状態を保って制作する彫刻にひびや損傷を生じさせないための、厳格な基準があります。

ハルビン氷雪大世界の貯氷場に運ばれる氷

 採れた氷はハルビン氷雪大世界の貯氷場に運ばれます。これらの天然氷の長期保存を実現するため、貯氷場は独自の保温技術により外部からの熱を遮断しています。氷は光を避けて断熱された環境下で常に氷点下の状態を保つことができるので、保存期間が伸びるとのことです。

 良質な氷を十分に蓄えることは、ハルビン氷雪大世界の次の氷雪シーズンに向けた準備作業の基礎です。今年の設営は前年に準備された10万立方メートルの氷が使用され、工期を約1週間短縮できました。

 1999年に行われたミレニアムイベントの開催場所として創業したハルビン氷雪大世界は今季で26回目の営業です。今年1月5日には世界最大の氷雪テーマパークとして、ギネス世界記録に登録されました。(怡康、鈴木)

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