ドイツで行方不明から5日 21歳中国人バレリーナ発見 総領事館「命に別条なし」

2024-01-16 13:37:57  CRI

マティアス・オベルリン氏のSNSへの投稿 

 ドイツのハンブルク・バレエ団に在籍する中国籍のバレリーナ、張琳さんが行方不明になったとする情報が注目され、中国の在ドイツ大使館と在ハンブルク総領事館が「高い関心」を示していました。ハンブルク警察は10日午前、中国総領事館に対し、張さんが発見されたことを認めました。張さんは命に別条はないとのことです。 

 ドイツ・ハンブルクバレエ団のプリンシパル、マティアス・オベルリン氏が9日夜、張さんが行方不明になったことをSNSに投稿すると、多くの有名バレエダンサーが次々にリツイートしました。 

 ハンブルク・バレエ団の公式サイトによりますと、21歳の張さんは、北京舞踏学院付属中を卒業し、2020年のスイス・ローザンヌ国際バレエコンクールで、出場プログラム「ジゼル」で4位に輝く好成績を収めました。その後、ハンブルクのバレエ学校で学び、22年にハンブルク・バレエ団と契約。昨年12月8日にはバレエ「ジェーン・ラブ」で重要な役を演じました。 

 中国人留学生を狙ったインターネットを通じた誘拐事件が近年多発しているため、張さんの失踪は多くの人から注目されました。在ドイツ大使館と在ハンブルク総領事館は、ハンブルク警察に高い関心を表明し、中国公民の安全を確実に保障するよう求めました。ハンブルク警察は10日午前、総領事館に対し、張さんが発見されたことを認めました。張さんは同日夜、警察官に付き添われてハンブルクに戻りました。(非、柳川) 

 


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