金髪、アニメ好き、おしゃれ…清華大の若手博士課程指導教官がSNSでバズる

2024-01-16 13:22:41  CRI

2023DAMOアカデミー青橙賞を受賞した若手科学者の蘇俊さん 

 中国の若手科学者の蘇俊さんはこのほど、「2023DAMOアカデミー(達摩院)青橙賞」を受賞しました。29歳の蘇さんは、同年の青橙賞を受賞した中国の若手科学者15人の中で最年少であり、学者らしからぬ金髪姿でも注目されています。 

 DAMOアカデミー青橙賞は、アリババグループの研究機関であるアリババDAMOアカデミーが35歳未満の中国の若手学者を奨励するために設けた賞で、受賞者には賞金100万元(約2000万円)が授与されます。 

 1994年に香港で生まれた蘇さんは、香港中文大学生物科学院を卒業後、ドイツのゲッティンゲン大学に留学。2022年にポストドクターを終えて帰国し、北京生命科学研究所の研究員となりました。蘇さんによりますと、同研究所は優れた科学研究と成長できる環境を有し、学術的な雰囲気も良好とのことです。蘇さんの研究テーマは、女性の出産能力向上支援です。 

 蘇さんは一般的な科学者のイメージとは異なり、とてもおしゃれで、金髪に染めています。研究室にアニメのガレージキットを置き、SNSで頻繁に日々の暮らしをシェアしています。 

 蘇さんは「今の若者は仕事と生活の調和を求めている。SNSを通じて自分の日常生活をシェアし、研究員にも趣味があることを知ってもらいたい。髪の色を定期的に変えている。コールドのほか、ブラウンやミルクティーの色に染めたこともある。今年はワインレッドやピンクに染めるつもりだ」とし、「未成年者はまねしないでね」と付け加えました。 

 蘇さんのSNSアカウント名「金髪の博士課程指導教官」は、蘇さんが清華大学の助教で博士課程指導教官であることからきています。蘇さんは現在、博士課程の5人を指導しています。ほぼ全員が1990年代生まれで「友人のように付き合っている。一緒に研究したり、旅行したり。みんな楽しんでいる」とのことです。 

 将来の抱負について、蘇さんは「臨床胚培養の効率を高め、女性が体外受精を行う上で受ける苦痛とストレスを減らすためにより多くの手段を研究したい」と話しています。(閣、柳川) 

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