デリバリー配達員3年間の稼ぎが2070万円 毎日の睡眠はわずか3時間

2024-01-16 13:18:02  CRI

  

デリバリー配達員の陳思さん 

 このところ、上海の配達員の男性が3年間で102万元(約2073万円)を稼いだという動画がネット上で話題になっています。報道によると、26歳のフード・デリバリー配達員の陳思さんは所属会社で何度も月間トップに輝いており、3年間で102万元を稼ぎました。今、陳さんは以前借りていた80万元(約1626万円)の債務を完済し、故郷で10万元(約203万円)のローンを組んで家を購入しました。

 陳さんは中国南東部の江西省撫州市の生まれです。小学校中退の彼は、80万元の融資を受けて故郷でレストランを経営していましたが、深刻な赤字のため、経営を断念しました。残ったローンを返済するため、彼は故郷を離れて上海にやってきました。

 2019年に上海に来たばかりの頃、陳さんは月給1万3000元(約26万円)でレストランの料理人として働いていました。翌年、料理人として働く傍ら、衆包(クラウドソーシング)プラットフォームのデリバリー配達員のアルバイトを始めました。陳さんは二つの仕事を掛け持ちしていた当時の生活を振り返り、「今よりもっとつらくて、毎日3時間寝られなかった」と話しています。しばらくして、彼は料理人の仕事を辞め、デリバリーに専念することにしました。

 これまで良い業績を挙げてきたことについて、陳さんは「デリバリーの仕事は勤勉さと努力を惜しまないことが大切。また、できるだけ早く道を覚えることで、習うより慣れろということだ」と紹介しました。「デリバリーを始めたばかりの頃は、毎日18時間も懸命に働き、月に1日しか休めなかった。その後、プラットフォームの方で、1日の受注は最大12時間までという新しい規定ができたので、別のプラットフォームでもやるようにして、同時に複数のプラットフォームで注文を受けていた」ということです。

 陳さんは「自分はお金を稼ぐことを最優先にしていたが、自分のような過酷な働き方は真似せず、自分の状況に合わせてやってほしい」と注意を呼びかけています。ネット上では「こんな過酷な働き方は、普通の人には続かない」、「若者の奮闘精神はいいね!」とのメッセージが寄せられています。(閣、坂下)

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