王毅外交部長 台湾情勢に関する中国の厳正な立場を説明

2024-01-15 12:36:34  CRI

 エジプトを訪問中の王毅外交部長は現地時間14日、カイロでエジプトのシュクリ外相と共同記者会見を行いました。

 王部長は台湾地区での選挙後の両岸関係に関する記者からの質問に対し、「台湾地区の選挙は中国の地方問題である。選挙結果がどうであれ、世界には中国は一つしかなく、台湾は中国の一部であるという基本的な事実に変わりはない。国際社会が堅持している一つの中国の原則という一般的な共通認識も変わることはない」と述べました。

 王部長はさらに、「80年前、中国、米国、英国の3カ国はまさにわれわれが今いるこのカイロの地で『カイロ宣言』を発表し、『日本が窃取した中国の領土である台湾を中国に返還する』と明確に決めた。その後の1945年に中国、米国、英国、ソ連は合同で『ポツダム宣言』を発表し、その第8条には『カイロ宣言』の条項は必ず実施されると明記されている。日本は『ポツダム宣言』を受け入れて無条件降伏を宣言した。国際法的効力を持つこの一連の文書は戦後の国際秩序の構成部分を成すものであり、台湾が中国の不可分の領土であるという歴史的かつ法理的な基礎を固めたものだ」と説明しました。

 王部長はまた、「台湾島内で『台湾独立』を企てることは、中国の国土を分裂させることであり、必ず歴史的、法的に厳しい懲罰を受けるだろう。国際社会においては、誰であれ一つの中国の原則に違反すれば、それは中国の内政に干渉し、中国の主権を侵すことであり、必ずすべての中国人民さらには国際社会からの共同の反対を受けることになる」と訴えました。

 さらに、「『台湾独立』は台湾同胞の幸せを深刻に脅かし、中華民族の根本的な利益を著しく損ない、台湾海峡の平和と安定を破壊することになる。中国は必ず完全な統一を実現し、台湾は必ず祖国に復帰する」と強調しました。(Lin、坂下)

KANKAN特集

ラジオ番組
KANKAN特集