習近平主席 北京でベルギー首相と会談

　習近平国家主席は12日午後、北京市内の人民大会堂で中国を公式訪問中のベルギーのデクロー首相と会談しました。

　習主席は会談で、「中国とベルギーが国交を樹立して53年来、諸分野における協力は豊かな成果を収め、両国国民に幸せをもたらしてきた。両国とも経済グローバル化の受益者であり、保護主義に抵抗し、自由貿易を守る面で共通の利益を持っている」と述べた上で、中国側はベルギー企業の対中投資と中国での起業を奨励し、優れたビジネス環境を提供すると表明し、ベルギー側も中国の企業に公正・透明・差別のないビジネス環境を提供するよう求めました。

　習主席はまた、「中国の対欧州政策は長期にわたって安定を保っており、中国は一貫して欧州を協力パートナーと見なしている。欧州が多極世界における重要な力として、積極的かつ建設的な役割を果たすことを望んでいる。複雑な国際情勢に直面する中で、中国と欧州の間には多くの懸け橋を作る必要がある。双方は緊密な協力をさらに強化し、平等かつ秩序ある世界の多極化や、普遍的な恩恵をもたらす包摂的な経済のグローバル化を推し進め、世界の平和・安定・繁栄を共に促していくべきだ。また、欧州連合（EU）輪番議長国であるベルギーが新たな1年に積極的な役割を果たすことを期待している」と述べました。（Lin、鈴木）