大型番組「中国の無形文化遺産」の年度式典兼シーズン2の開始イベントが上海で開催

　中央広播電視総台（チャイナ・メディア・グループ／CMG）と文化観光部が共同で制作した大型文化番組「中国の無形文化遺産」の年度式典兼シーズン2の開始イベントが上海市内で11日に開催されました。

　「中国の無形文化遺産」年度式典には、全国各地からの無形文化遺産の継承者約1000人が集まり、シーズン1で放送された特色ある無形文化遺産が改めて集中的に紹介されました。また江蘇省塩城市、四川省瀘州市、福建省蒲田市、広東省潮州市、河北省保定市、浙江省台州市など無形文化遺産のロケ地の代表がオンラインで登場し、シーズン1放送後に現地の文化観光産業が盛んになったなどと紹介し、番組の極めて大きな影響力を語りました。

　「中国の無形文化遺産」シーズン1はCCTV総合チャンネルで放送および再放送され、視聴者数は累計7億1000万人に達しました。同番組が無形文化遺産の風貌を示し、その物語が発生した舞台としてロケ地を紹介したことで、紹介された場所にはインフルエンサーが次々に訪れるなどで人気の観光地になったほか、番組は各地の多くの無形文化遺産がこれまで以上に広く知られるよう後押ししました。

　「中国の無形文化遺産」シーズン2は「5G+4K/8K+AI」技術の駆使などで、内容と芸術、技術の融合をさらに高度化し、新時代における無形文化遺産の溌剌（はつらつ）たる伝承や、勢いづくイノベーションについての情報を発信していきます。（ZHL、鈴木）