水上320メートル アジア初低塔斜張橋の主塔屋上部が完成

2024-01-04 13:29:09  CRI

 中国南西部の重慶市にある渝湘複線高速道路の磨寨烏江特大橋で3日、主塔屋上部が順調に完工しました。今年6月末に開通予定で、重慶市と海をつなぐ通路が形成されます。 

烏江を跨ぐ重慶磨寨烏江特大橋 

 磨寨烏江特大橋は烏江とG211国道を跨ぐもので、全長708メートルです。主橋部はカーブ上にあり、長さ602メートルの双方向4車線低塔斜張橋です。主橋は長方形の鉄筋コンクリート構造で、主塔の高さは44メートルです。大橋の3号橋脚は高さ216メートル、4号橋脚は高さ185メートルで、アジア初の低塔斜張橋です。今回完成した主塔屋上部は水上320メートルで、106階建てのビルの高さに相当します。   

 「重慶の新絶景」とも呼ばれる磨寨烏江特大橋 

 斜張ロープは、斜張橋の主な構成部として、主橋と主塔を連携する役割を果たし、斜張橋の「ライフライン」とも呼ばれています。磨寨烏江特大橋のロープはワイヤーロープを採用し、塔ごとに21セットあり、ワンセットのロープは長さ85.5メートルから267メートルまでとさまざまで、もっとも長いロープは重さ24トンです。ロープは巻き上げ機による連続循環方式で設置され、上空100メートルで「針に糸を通して縫う」ように主塔のストランド分離管を突き抜け、ネット上では「重慶の新絶景」とも呼ばれています。(殷、柳川)   

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