米国は中国人留学生の歓迎表明を実行すべき=外交部

2024-01-04 18:02:18  CRI

 報道によると、多くの中国人留学生が、米国に入国する際に長時間の尋問を受け、所持する携帯電話やパソコンなども検査されたほか、一部の学生はビザを取り消され、5年間は入国できないと言われたとのことです。

 外交部の汪文斌報道官は4日の定例記者会見で関連質問に答えて、「米国側がやっていることは、典型的な選択的、差別的で政治目的を持つ法執行だ。中国は強い不満と断固たる反対を表明する」と述べました。

 汪報道官は、「米国は長期にわたり政治目的により、合法的で有効な証明とビザを持つ中国人留学生をみだりに圧迫し、ややもすれば尋問や収監、自白の強要と誘導、さらには送還を繰り返している。ここ数カ月間も留学生など中国の渡米者が1カ月に数十人ほど、米国側により強制送還されている」と指摘しました。

 汪報道官はまた、「米国は開放や包容、学術の自由を自慢しているが、誤った大統領令第10043号を制定・実施し、国家安全の概念を乱用して、学術研究を政治化し、武器化している。このことは中国人留学生の合法的権益を甚だしく損ない、中米両国の人の交流の機運を大きく損ね、人の交流の強化と利便化に関する両国首脳の共通認識に甚だしく違反し、友好交流という両国国民の共通の願いに反する」と強調しました。

 汪報道官はその上で、「米国が中国人留学生を歓迎するとの発言を着実に実行し、大統領令第10043号を撤回し、国家安全を口実にして中国人留学生を抑圧して制限をかけることをやめるよう求める」と述べました。(鵬、鈴木)

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