外交部「世界が最も必要とするものは団結 最も防ぐべきものは分裂」

2024-01-03 20:47:20  CRI

 国際通貨基金(IMF)のゲオルギエバ専務理事は3日のインタビューで、「国家安全保障上の制約の増加により、世界経済は地政学的な線に沿って分裂し、各国は米国、中国を中心とするそれぞれのグループに傾倒するようになる。このままでは最終的に世界のGDPは7%減少する」と述べました。

 ゲオルギエバ専務理事のこの発言について、外交部の汪文斌報道官は同日の定例記者会見で、記者にコメントを求められました。汪報道官は「人類にとって地球はただ1つしかなく、共通の未来も1つしかない。目前の危機への対応にしても、美しい未来の共同構築にしても、国際社会は共に助け合い、手を携えて協力する必要がある」と強調しました。

 汪報道官は、「世界が最も必要とするものは団結であり、最も防ぐべきものは分裂である。貿易戦争や科学技術戦争、さらには『デカップリング(切り離し)』や『脱リスク』など、その実質は経済貿易問題の政治化・道具化・武器化であり、その目的は自らの発展の優位性を独占し、広範な新興市場や発展途上国の発展と進歩を妨げ、世界70億人の幸福な生活を追求する権利を奪うことにほかならない」と述べました。

 また、汪報道官は「中国は各方面と共に、包摂的な経済グローバリゼーションを提唱し、反グローバル化と汎安全保障化に断固反対し、いかなる形による一国主義や保護主義にも反対し、各国の権利平等、機会平等、ルール平等を推進し、各国の平等な発展の権利を保障し、共同の発展と繁栄を促進していきたい」と表明しました。(ミン・イヒョウ、MN)

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