世界初の遠隔制御・自律航行機能を有する科学研究訓練船 大連で進水

2023-12-26 12:46:31  CRI

 中国東北部にある大連海事大学の知能研究・実地訓練両用船が25日、大連で順調に進水しました。同船は、世界初の自主航行、遠隔制御、自主操作機能を有する科学研究・訓練両用船です。

 同船は、海事規則や航行ビッグデータに基づく船舶の知能意思決定モデルと自動離泊システムを配備し、航行経路の適正化と知能接触回避機能を備え、全水域での自主航行が可能で、知能化は世界トップレベルに達しました。 

 同船は、2023年5月に建造を開始し、24年6月に使用のため引き渡される予定です。船長69.83メートル、幅10.9メートル、排水量1430トンで、1500キロワットの二つの電力ハンモックで推進され、1520キロワットのディーゼル・電気ユニット3台が電力を供給し、50人のスタッフを収容できます。同船は、自主航行、遠隔制御、海上知能船舶移動試験検証、複合現実(MR)技術の没入型知能教育などの面で技術上の新たな突破を実現しました。 

 船尾には科学研究と教育機能のために空間をあらかじめ残し、無人艇、ドローン、その他の科学研究機器設備を搭載できます。船舶ネットワークシステムを通じて、日常運営、知能システム研究、科学研究試験、教育訓練の需要を満たします。(Mou、柳川)

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