北京で観測史上初の長期酷寒記録 12月として氷点下以下が連続300時間超

2023-12-25 12:05:56  CRI

 北京市の重要な気象観測施設である南郊観象台では24日午後2時50分の時点になり、気温がようやくセ氏0度にまで上昇しました。半月近く続いた強風、降雪、寒波による「超低温」状態が一段落しました。

 観測によれば、11日午前0時から氷点下の気温が14日間続いたとのことです。南郊観測所では11日午前0時から24日まで、氷点下の気温が続いた時間は300時間を超え、12月として観測記録が残る1951年以降の最長時間に達しました。なお1966年には、12月21日から同月30日までの10日間にわたり氷点下の気温が続いたとのことです。

北京市内の北海公園

 北京市で12月に最低気温が氷点下10度以下になった日が連続した最長記録は、1952年12月15日から同月25日までの11日です。今年は氷点下10度以下が続く日数が9日間で、最長記録には達していませんが、気温がセ氏0度以上にならない日が長く続いたことで、北京市民に長く続く酷寒を実感することになりました。

 天気予報によれば、25日からは主に晴れる天気が続くので、気温は徐々に上昇する見込みです。ただし、朝晩は依然として厳しく冷え込む見通しです。(殷、鈴木)

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