戴兵国連次席大使 中国は今後もガザ地区の停戦に向け働きかける

2023-12-23 15:03:28  CRI

 中国の戴兵国連次席大使は22日、「中国は他の安保理メンバーと共に、安保理が速やかでさらに責任を負う有意義な行動を講じるよう推し進め、ガザ地区の早期停戦と(パレスチナとイスラエル双方の国家としての存続を認める)『2国家解決』案の着実な実現や、中東の和平と安定のためにたゆまぬ努力を続けていく」と表明しました。

 戴次席大使は安保理がパレスチナとイスラエル情勢に関する決議案を採決した後の発言の中で、「中国は安保理が先ほど採択したガザ地区への人道支援決議を歓迎する」と述べました。

 戴次席大使はその上で、「中国は、関係各方面が安保理決議に基づいてケレムシャローム検問所を十分に利用するとともに、他の検問所を増設して、十分な人道物資を安全かつ滞りなくガザ地区に輸送できることを確保することを含めて、ガザ地区への人道支援を拡大する緊急行動がとられることを期待している。また、決議で新たに確立された監督メカニズムが迅速に手配され、国連事務総長が決議の執行状況について速やかに安保理に報告することを期待する」と述べました。

 戴次席大使はさらにイスラエルに対して、直ちに態度とやり方を改め、無差別な軍事攻撃を停止し、ガザ地区住民に対する集団的懲罰を停止するよう促しました。(ZHL、鈴木)

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