中国はイスラエルのパレスチナ占領地での入植地建設に反対=外交部

2023-12-22 21:49:38  CRI

 22日に行われた外交部の定例記者会見で、アルジャジーラテレビの記者は、「イスラエル当局が最近、市政建設を理由に、占領されたパレスチナの領土、特に東エルサレム地域の接収を進めている。これは国際法違反であるとともに、パレスチナ・イスラエル紛争を激化させる直接の引き金となり、平和を破壊するもので、将来独立したパレスチナ国家とイスラエルが平和的かつ安全に共存する『2国家解決案』の実施の可能性をも破壊するものだ。国連安全保障理事会常任理事国として、イスラエルのこれらの国際法違反行為を制止するために中国はどのような措置を取ることが可能か」と質問しました。

 汪文斌報道官は、「中国は一貫してイスラエルによるパレスチナ領土での入植地建設に反対し、エルサレムの地位と歴史的に形成された現状を一方的に変更する行為に反対している。またエルサレムの地位の問題は関連する国連決議に基づいて、関係各当事者が交渉を通じて解決すべきだと一貫して考えている」と述べました。

 また、「パレスチナ・イスラエルの緊迫した情勢がエスカレートし続け、ガザ紛争が波及するリスクが拡大している現在の状況で、関係各方面は言動を慎み、事態のエスカレートや暴走を招く可能性のある行動を避けるべきだ」と強調しました。(朱、坂下)

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