中国とフィリピンの関係は岐路に立たされており、フィリピンは慎重に行動すべき=外交部

2023-12-21 19:11:05  CRI

 外交部の汪文斌報道官は21日に北京で開かれた定例記者会見で、現在の中国とフィリピンの関係についての質問に対し、「王毅中国共産党中央政治局委員・外交部長が20日にフィリピンのマナロ外相と電話で会談した。王外相はその中で、現在、中国とフィリピンの関係が深刻な困難に直面しているのは、フィリピン側がこれまでの政策的立場を変え、自らの約束に背いて、絶えず海上で挑発行為を行い、中国の正当かつ合法的な権利を損なっていることが根源にあると指摘した。中国とフィリピンの関係は岐路に立っており、どこへ向かうのかの選択を迫られている。フィリピン側は必ず慎重に行動しなければならない」と述べました。

 汪報道官はまた、「周辺隣国との海洋紛争について、中国の立場は一貫して明確であり、何の変化もない。対話、協議を通じて議論を適切にコントロールすることを堅持する中国の立場は変わっておらず、フィリピン側と共に双方がこれまでに合意した了解事項と共通認識を着実に実行していく姿勢に変化はなく、フィリピンを含むASEAN諸国と共に南海の平和と安定を共同で守る政策にも変わりはない。フィリピン側が理性的に選択し、近隣との効果的な付き合いの道に従い、中国側と共に現在の海上情勢を適切に対応するよう希望する」と強調しました。(非、坂下)

ラジオ番組
KANKAN特集