甘粛省の地震救援 重点は負傷者の救護、被災者の移転と被災地のがれき撤去に移行

2023-12-21 14:57:28  CRI

 甘粛省応急管理庁の21日朝の発表によると、同省の積石山県で起きたマグニチュード6.2の地震の救援活動は段階的な成果を上げ、人員の捜索・救助活動が基本的に終了しました。活動の重点は負傷者の救護や被災者の移転、被災地のがれき撤去に移行しているということです。

 甘粛省応急管理庁の韓樹君報道官によると、現在、全国の複数の省・直轄市・自治区が災害救援金を寄せるとともに、医療、災害救援、物資などの面で全力を挙げて被災地を支援しています。浙江省、河南省、陝西省などは専門救援チーム、航空救援チーム、緊急通信保障チームを組織し、人員の捜索・救助、災害調査、航空緊急支援、医療救護サービスなどの支援を提供しています。湖北省、天津市などは、民間の緊急救援チームを組織し、救援装備と物資を携えて被災地に駆けつけ、救援に当たっています。黒竜江省は、被災地が特に必要としている物資を緊急調達して輸送しています。寧夏回族自治区は相次いで2回の救援物資を調達し、救援チームを派遣しています。四川省は緊急救助の専門家と救援スタッフを派遣し、生存者探査装置などの災害救援設備と防寒物資を携えて被災地に赴き、緊急救援を行っています。北京市、上海市、広東省、福建省、湖南省、河南省などの多くの大学が、家族が震災の被害を受け、経済的に困難な学生に特別経済支援を行っています。

 18日午後11時59分に甘粛省積石山県で発生したマグニチュード6.2の地震では、20日現在、甘粛省での死者は113人、負傷者は782人に達しています。また、20日午後8時56分現在、この地震により、青海省海東市の死者は22人、負傷者は198人に達しており、消息不明者は12人だということです。(Mou、坂下)

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