北京
PM2.577
23/19
王毅中国共産党中央政治局委員・外交部長は20日、フィリピンのマナロ外相と電話会談しました。
王外交部長は、「現在、中国とフィリピンの関係が深刻な困難に直面している根源は、フィリピン側がこれまでの政策を変え、自らの約束に背を向け、絶えず海上で挑発を行い、中国の正当で合法的な権利を損なっていることにある。中国とフィリピンの関係は岐路に立っており、どちらの方向に進むか選択を迫られている。フィリピン側はくれぐれも慎重に行動しなければならない」と指摘しました。
また、王外交部長はフィリピンに対し、誤った方向に進まず、できるだけ早く正しい道に戻るよう忠告した上で、「当面の急務は海上情勢を適切に処理、コントロールすることだ。中国は終始、対話と協議を通じて意見の相違を解決し、海上の安定を共に守ることに尽力している。しかし、もしフィリピン側が情勢を見誤り、独断専行し、さらには悪意のある外部勢力と結託して引き続き問題や混乱を生み続けるならば、中国は必ず法に基づいて権利を擁護し、断固として対応する」と述べました。
双方は南海問題をめぐる2国間協議メカニズム会議を早期に開催することと、そのための条件を積極的に整えることで合意しました。(RYU、藤井)