習主席の大農業観と大食物観

2023-12-21 13:23:49  CRI

 中央農村活動会議が19日から20日まで北京市内で開催されました。中国の最高指導者である習近平国家主席は「三農」(農業、農村、農民)活動について重要な指示を出し、大農業観と大食物観の確立を提案しました。

 中国は農業大国であり、農業人口は7億人に達し、就業者全体の50.1%を占めています。農業、農村、農民を巡る「三農」問題は国民の素質、経済発展に関わり、社会の安定と国家の富強にも関係します。毎年年末、中国は中央経済活動会議を開催した後、中央農村活動会議を単独で開催することになっています。

 今年の中央農村活動会議で、習主席は、「大農業観、大食物観を確立し、農林牧(牧畜業)漁の開発を並行させ、多元化した食料供給システムを構築しなければならない」と強調しました。

 「大農業」とはすなわち現代農業のことで、従来の農業に対して、現代科学技術、現代工業が提供する生産資料と科学的な管理方法を広く応用しておこなわれる社会化農業です。

 「大食物観」は「耕地や草原、森林、海洋に、植物や動物、微生物にカロリーを求め、タンパク質を求め、全方位的かつ多ルートで食物資源を開発する」という観念で、中国が農業のサプライサイドの構造改革を推進する重要な内容とされます。その基礎は食糧で、うち大豆と植物油の原料となる作物の生産能力の向上、漁業発展の質の向上などの面での配置はすべて「大食物観」の具体的な表れです。(Mou、野谷)

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