中国発展の鍵:「改革開放」から「全面深化の改革開放」へ

2023-12-19 16:35:24  CRI

 45年前、当時の中国の指導者だった鄧小平氏が下した改革開放の決定は、「現代中国の運命を決める鍵となる一手」と称賛されました。習近平国家主席は10年前、改革開放を全面的に深化させる一連の措置をとり、このことが「中華民族の偉大な復興を実現する鍵となる一手」となりました。

 45年前の中国は国民1人当たりの総所得が190ドルに過ぎず、最貧国の一つでした。貿易総額も200億ドル余りに過ぎず、外資の利用はほぼ空白状態でした。鄧小平氏はこのような局面にあって「改革開放」という重大な決定を下しました。対外開放は中国の基本国策として憲法にも盛り込まれました。

 10年前の2013年、習近平国家主席は改革開放の全面的な深化を決定しました。改革の全面的な深化を通じて、中国に1億人近くいた貧困人口はこの10年間で全面的な貧困脱却を実現し、世界最大規模の教育、社会保障、医療衛生システムが構築されました。中国は2022年、「改革の全面的深化」を、中国式現代化の推進と民族復興の実現のための根本的な原動力と確定しました。

 改革開放が実施されて以来、中国の世界経済成長への貢献率は長年にわたり30%を超え、先進国であれ発展途上国であれ、いずれも中国経済の発展の中から巨大なチャンスを得るようになり、そのことで世界経済は新たな活力を得ました。

 中国の改革開放は西側とは異なる、自らの発展により適した新型現代化の道であり、発展の加速と自らの独立性の維持を望む世界の国と民族に対して、現代化に向かう全く新しい選択肢を提供するものです。(怡康、鈴木)

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