大国と結託して中国を圧迫すれば、損をするのは自らだ=外交部がフィリピンに警告

2023-12-18 19:09:03  CRI

 外交部の汪文斌報道官は18日の定例記者会見で、「フィリピンが、個別の大国と結託することで期待を抱き、中国に自国の核心的利益に関わる問題で妥協・譲歩を迫ることは無駄だ。最終的に損なわれるのはフィリピン自身の利益と地域の平和と安定だと認識することを期待する」と述べました。

 フィリピンのマルコス大統領はこのほど取材に応じて、「より強い中国がアジアの隣国にとって現実の挑戦になっている。フィリピンと日本は同盟関係を強化するとともに、米国との3者協力を展開すべきだ」と述べました。

 汪報道官は「中国とフィリピンの間で一時期以来合意された共通認識を打ち破って南海情勢の緊張を高めたのはフィリピンだ。仁愛礁の現状を変えて既成事実化しようとしているのはフィリピンであり、域外の力を可能な限り引き入れて中国に圧力をかけてきたのもフィリピンだ」と指摘しました。

 汪報道官は、「中国はフィリピンを含むASEAN諸国と対話と協議を通じて南海の平和と安定を共に守ることに一貫して力を入れている。同時に、自国の領土の主権と海洋権益を守る中国の決意が揺らぐことはない」と強調しました。(ヒガシ、鈴木)

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