ムラトゥ・エチオピア前大統領「中国の経験に学び自国経済を発展させる」

　エチオピアのムラトゥ・テショメ前大統領はこのほど、中央広播電視総台（チャイナ・メディア・グループ/CMG）の独占インタビューに応じました。ムラトゥ前大統領は『習近平国政運営を語る（原題：習近平談治国理政）」に言及し、「実際に深く研究してみると、国家の客観的現実に即した正しい政策を策定することが極めて重要であることが分かった。正しい政策を制定するだけでなく、国民中心でなければならない。国民に利益をもたらさねばならないのだ」と述べました。

　ムラトゥ前大統領は、「中国の過去の国情とエチオピアの現在の国情は全く異なる。われわれが中国の経験から学ぶことはできるが、真似することはできない。中国に学べることは、事実に基づいて真実を求め、国民を中心とし、国民の利益を政策の中心とし、国民が改革から利益を得ることを確保することである」と強調しました。

　ムラトゥ前大統領はまた、「中国に関して言えば、私は1970〜80年代までの中国人の生活水準を目の当たりにしてきた。私が中国を離れる前、ほとんどの中国人はまだとても質素な生活を送っていた。みな、自転車に乗っていた。しかし、今では人々は改革や現代化から恩恵を受けている。だから人々は政府を支持し、政府と手を携えて奮闘している」と語りました。（馬げつ、MI）