国防部 日本に軍備拡張の停止を促す

　日本の防衛研究所はこのほど、「中国安全保障レポート2024」を発表しました。国防部報道局の副局長で、国防部報道官の張暁剛大校は14日午後、これに関する記者の質問に対し、当該レポートが中国の正当な国防建設をおとしめようとしていることに対し、「断固として反対する」と述べました。

　張報道官は席上、「日本側のこの種のレポートは一貫して先入観に裏付けされた立場に立ち、悪意に満ち、中国の正当で合理的な国防と軍の建設を中傷しており、極めて無責任である上、専門性にも欠けており、われわれは断固として反対する。ここ数年、日本は絶えず平和憲法による縛りを超えて攻撃的兵器の拡充を図り、歴史に逆行して地域の平和と安定に危害を及ぼし、周辺隣国と国際社会の高い警戒心と強い懸念を引き起こしている」と指摘しました。

　その上で、「中国は防衛的な国防政策を堅持しており、中国軍は終始世界の平和を守る確固たる力である。台湾は中国の台湾であり、台湾問題の解決は中国人自身のことであって、日本がこれにとやかく口を出す権利はない。われわれは日本に対し、中国への内政干渉を直ちにやめ、実態とかけ離れた情報をまき散らすのをやめ、『中国の軍事的脅威』を喧伝することで自国の軍備拡張の口実とすることをやめ、これ以上アジアの隣国と国際社会からの信用を失墜しないよう忠告する」と訴えました。（Yan、坂下）