中国西部地域と東南アジアを結ぶ「西部陸海新ルート」 2023年の運行列車本数9000本突破

2023-12-12 17:06:36  CRI

 

 インドネシア産のショートニング、シンガポール産の小麦粉、カンボジア産のインディカ米など100TEU(20フィートコンテナ換算)を満載した海陸一貫輸送の列車が12日午前、広西チワン族自治区欽州市から重慶市に向けて発車しました。これにより、中国西部地域と東南アジアを結ぶ「西部陸海新ルート」が2023年に運行した列車の本数が9000本を突破し、20日前倒しで年度目標を達成しました。

 今年、「西部陸海新ルート」の海陸一貫輸送の列車は力強い伸びを維持しており、前年同期比8%増となっています。運行本数は2017年の178本から2023年には52倍の9300本を突破する見込みです。今年10月、「新ルート」の運行本数は累計で3万本を突破しました。1万本ごとの所要時間は、最初が1335日かかりましたが、3回目では403日に短縮され、4回目では365日以内を達成できる見通しです。

 なお、欽州自動化コンテナ埠頭第2期プロジェクトの9号、10号バースが竣工し検収に合格したことで、北部湾港(広西チワン族自治区にある欽州、防城、北海の三つの埠頭の総称)は世界最大の20万トン級コンテナ船の接岸条件を備え、従来の埠頭に比べ、作業効率を約30%向上させ、操作員を90%削減できるということです。(Yan、藤井)

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