王外交部長 イラン外相と電話会談

2023-12-12 11:22:05  CRI

 中国共産党中央政治局委員でもある王毅外交部長は11日、招きに応じてイランのアブドラヒアン外相と電話会談し、イスラエル・ガザ情勢を中心に意見を交換しました。

 アブドラヒアン外相は、「イランは女性と子どもを狙った殺りくに反対し、ガザ地区での即時停戦と人道主義救援ルートの開設を主張する。また、国連は今後パレスチナ問題の解決に当たり重要な役割を果たすべきである。イランは地域の国と緊密な意思疎通を保ち、地域の安全と安定を維持することを願っている。イランは中国が打ち出したグローバル安全保障イニシアチブを支持し、中国がイスラエル・ガザ情勢の緩和、パレスチナ問題の解決、地域の平和と安定の維持に向けてより積極的に取り組むことを期待している」と述べました。

 王外交部長は、「イスラエル・パレスチナ紛争の問題で、中国の立場はアラブ諸国と一致し、イスラム諸国や国際社会と高度な共通認識を持っている。中国は、パレスチナの前途と運命に関わるいかなる計画もパレスチナ人民の意思を十分に反映し、パレスチナ人民の建国権と自決権を十分に尊重し、『パレスチナ人の所有、主導、管理』を体現しなければならないと考える。中国はアラブとイスラム諸国との意思疎通と協調を強化し、『二国家解決案』を取り戻すために徐々に条件を作り、パレスチナ問題の真の解決に向けて引き続き役割を果たしていきたい」と述べました。(閣、野谷)

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