「協力しないことが最大のリスク、発展しないことが最大の不安」=外交部

2023-12-12 17:36:21  CRI

 中国外交部の毛寧報道官は12日の定例記者会見で記者から、「報道によると、国際通貨基金(IMF)のゴピナート筆頭副専務理事は11日、昨年世界各国が科した貿易制限措置は約3000件で、その数は2019年の3倍に達した。世界経済が米欧、中ロをはじめとする西側と東側の二大陣営に分裂すれば、世界のGDPは2.5%から7%失われる可能性があると発言したが、中国側はこれについてどのようにコメントするか」との質問が出されました。

 毛寧報道官はこの質問に対し、「貿易保護主義は商品、サービス、資本などの要素の自由な流動にとって不利であり、資源配置をゆがめ、消費者の利益を損ない、生産効率の向上に不利に働き、世界経済の回復と発展にも利するところがない。懸念されるのは、一部の国が安全保障を口実にチェーンを断ち切り、『脱リスク』を掲げて貿易制限を行っていることで、これは世界をより不安定にし、より多くのリスクをもたらすだけだ」と指摘しました。

 毛報道官は、「中国は一貫して開放型世界経済の構築に力を入れ、ハイレベルの対外開放を揺るぎなく推進している。われわれは一貫して、協力しないことが最大のリスクであり、発展しないことが最大の不安だと考えている。中国は各方面と共に、平等な協議と互恵協力を堅持し、世界各国の共同発展と繁栄を実現したいと願っている」と述べました。(馬げつ、坂下)

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