王毅外交部長 米ブリンケン国務長官と電話会談

2023-12-06 16:10:22  CRI

 中国共産党中央政治局委員でもある王毅外交部長は6日、要請に応じて米国のブリンケン国務長官と電話会談を行いました。

 ブリンケン国務長官は、王外交部長が在中国米大使館に赴いてキッシンジャー米元国務長官に弔意を示したことに感謝の意を伝えました。王外交部長は、「キッシンジャー氏は一貫して、中米両国が相互尊重し、ともに進化し、尽くすべき国際責任を履行することを主張した。キッシンジャー氏はまた、台湾問題の中国側にとっての重要性を米国は十分に理解すべきと重ねて強調した。キッシンジャー氏が残した外交の遺産は、残った者が発揚し、発展させていく価値がある」と述べました。

 双方はパレスチナとイスラエルの衝突について意見を交換し、中東情勢について意志疎通を保つことで一致しました。王外交部長は、「当面の急務は迅速な停戦だ。戦争と平和の十字路にあって、大国は特に公平さと正義を守り、客観的で公正な観点を堅持し、冷静さと理性を示し、情勢の鎮静化を全力で促進し、さらに規模の大きい人道主義災難を防ぐべきだ。当面のガザの危機を解決するいかなる方法も、パレスチナとイスラエルのどちらも国家としての存続を承認する『2国家解決』から離反してはならない。パレスチナの未来にかかわるいかなる解決方式も、パレスチナ人民の願いを必ず反映せねばならない」と述べました。

 ブリンケン国務長官は先日の中東訪問の状況や、地域情勢に関する米国側の見方を紹介し、「2国家解決」の実施に賛同しました。(殷、鈴木)

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