EUが理性の声に耳を傾け政治問題化の雑音を拒むことを希望=外交部

2023-12-01 21:52:29  CRI

 外交部の汪文斌報道官は1日の定例記者会見で、記者から「フランスのジャック・ドロール研究所はこのほど発表した報告書で、中国の力を借りて自らが壮大に発展することはEUにとって必然的な選択だとの見方を示し、EUに対して『脱リスク』問題ではより理性的で実務的な対中政策を実行し、エネルギー、グリーン、科学技術などの各分野における互恵的で実務的な協力を強化するよう呼びかけた。中国として同件をどのように論評するか」との質問を受けました。

 汪報道官は、「関連する報告書に注目している。EUの有識者の中欧関係の発展への積極的な意欲を反映したものであり、中欧関係が世論の強固な基盤を持つことを示すものだ。中国とEUはパートナーであり、対抗相手ではない。一部の者は、中国とEUはライバルだと一方的に強調し、中国に対する『脱リスク』や『脱依存』を唱えている。このような誤った対中認識は誤解を増幅させるだけでなく、欧州側が一貫して提唱している自由貿易の立場とWTOのルールにも逆行し、だれの利益にも合致しない」と述べました。

 汪報道官はまた、「中国とEUはともに世界のサプライチェーンの重要な一環であり、開放型世界経済の構築を推進する重要な力だ。EUが理性ある声に耳を傾け、中国と協力して、壁や障壁を築くのではなく双方向の開放を維持し、貿易や投資の自由化を推進し、揺れ動く世界により多くの安定性と確実性を注入することを望む」と論じました。(hj、鈴木)

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