「リスク除去」「依存低減」を「協力中止」「レベル引き下げ」につなげるべきでない=外交部

2023-11-30 21:06:24  CRI

 外交部の汪文斌報道官は30日の定例記者会見で、「EUは最近になり、EU-中国首脳会談の準備を進めていることを明らかにしたが、中国側はこれについてどのようにコメントするのか」との質問を受けました。

 汪報道官は、「世界経済の回復が厳しい中で中国経済が安定して好調に向かう勢いを維持していることはとても貴重だ。中国の今年第1-3四半期(1-9月)の国内総生産(GDP)は前年同期比で5.2%増加し、世界の主要経済国の中で上位だった。また、最近では多くの国際機関が相次いで中国経済の見通しを上方修正している。中国は質の高い発展を堅持し、市場化、法治化、国際化の一流のビジネス環境の構築に力を入れている」と紹介しました。

 汪報道官はまた、「今年は中国とEUが全面的な戦略パートナーシップを樹立して20周年に当たる。20年間の経験は、全面的な戦略的パートナーシップの位置づけを堅持すれば、双方の関係は前進し向上し、未来に向かうことができることを示している。インフレ抑制、経済回復の推進、グリーンとデジタル転換の実現、さらに戦略的自主性の強化や多国間主義の維持、地球規模の課題への対応などで、中国はいずれもEUの信頼できるパートナーだ。『リスク除去』や『依存低減』を、『協力中止』や『レベルの引き下げ』につなげるべきでない。EUが中国の発展と内外政策を全面的かつ客観的に理解し、理性的で実務的な対中政策を実行し、互恵とウィンウィンの協力を推進し、地球規模の課題に共同で対応することを希望する」との考えを示しました。(RYU、鈴木)

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