習主席 「パレスチナ人民連帯国際デー」特別会合に祝電

2023-11-30 11:04:25  CRI

 11月29日は国連が定める「パレスチナ人民連帯国際デー」に当たります。この日、習近平国家主席は「パレスチナ人民連帯国際デー」特別会合に祝電を送りました。

 習主席は祝電の中で、「パレスチナ問題は中東問題の核心であり、国際的な公平と正義にも関わる。パレスチナとイスラエルの衝突のポイントは、パレスチナ人は遅々としてパレスチナ独立国家樹立をはじめとする合法的な民族の権利をいまだに実現していないことにある。パレスチナとイスラエルの衝突が繰り返される悲惨な教訓から十分に示されたように、共同安全の理念を堅持して初めて持続的な安全が実現できる。国際社会は早急に行動し、国連安保理は確実に責任を負って全力を尽くして停戦を促し、民間人の安全確保に取り組み、人道上の災難を避けなければならない。そのうえで、パレスチナとイスラエルの和平交渉を再開させ、いち早くパレスチナ人の建国権・生存権・回帰権を実現していく」と呼び掛けました。

 習主席はまた、「中国は一貫してパレスチナ人民が民族の合法的な権利を回復する正義なる事業を支持している。パレスチナ問題を解決する根本的な活路は、1967年の境界線を基に、東エルサレムを首都とする、完全な主権を持つ独立したパレスチナ国家の樹立にある」と強調したうえで、「パレスチナの経済と国民生活の需要が確保されるべきであり、国際社会はパレスチナの発展と援助、人道的な支援により力を入れるべきだ。和平交渉の正しい方向性を堅持しながら、より権威性のある国際和平会議を早急に開催すべきだ。中国はグローバル安全保障イニシアチブを提出し、対話と協議によって国家間の食い違いや紛争を解決することを主張し、危機の平和的解決に有利なあらゆる努力を支持している」としました。さらに、「国連安保理の常任理事国として、中国は引き続き国際社会と共に努力し、和平促進の国際的共通認識を結集し、パレスチナ問題が『二国家解決』という正しい軌道に戻ることを推し進め、全面・公正・持久的な解決を早急に実現させていく」と表明しました。(Lin、野谷)

 

ラジオ番組
KANKAN特集