丁薛祥副総理　中国・トルクメニスタン協力委員会第6回会議を共同主宰

　丁薛祥中国共産党中央政治局常務委員、国務院副総理は28日から29日にかけてトルクメニスタンを訪問し、トルクメニスタンのセルダル・ベルディムハメドフ大統領と会談したほか、トルクメニスタンのラシッド・メレドフ副首相兼外相とは会談以外にも、中国・トルクメニスタン協力委員会第6回会議を共同主宰しました。

　丁副総理は、「中国とトルクメニスタンの協力は相互補完性が強く、潜在力が大きく、将来性が高い。双方は重点分野の協力を深めていき、さらに開拓し、両国の指導者が計画した壮大な青写真が現実の成果となるよう推し進めるべきだ。中国はトルクメニスタンを含む中央アジア各国と手を携えて中国－中央アジア協力メカニズムの建設を着実に推進していくことを望む」と述べました。

　ベルディムハメドフ大統領は、「トルクメニスタンと中国の伝統的な友情は深く、両国の全方位協力には戦略性、長期性、特殊性がある。トルクメニスタンは中国との戦略面での意思疎通を強化し、各分野の実務協力を深め、両国の全面的戦略パートナーシップを新たな段階に進めることを願う。トルクメニスタンは中国－中央アジア協力メカニズムを断固支持し、中国と共に地域の安全と安定、および発展と繁栄を促進していくことを望む」との考えを示しました。

　丁副総理とメレドフ副首相兼外相は29日、中国・トルクメニスタン協力委員会第6回会議を共同主宰ました。会議で双方は、発展戦略の連結をさらに強化し、質の高い「一帯一路」共同建設により中国とトルクメニスタンの全方位協力をけん引することで合意したほか、経済貿易と投資協力の規模拡大に力を入れ、優先的な経済プロジェクトの連携と協議の推進を加速することで合意しました。また、相互接続の新たな構図を積極的に構築し、中国とトルクメニスタンの交通や物流での協力を深め、人的と文化の交流の新ルートを開拓し、文化センターの相互設立などのプロジェクトの早期実施を推進し、対テロ協力を強化し、「三つの勢力（テロリズム、分離主義、宗教上の過激主義）」を共同で取り締まることで合意しました。（RYU、鈴木）